◆プロボクシング▽WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座決定戦12回戦 〇同級1位・村田昴(TKO9回2分46秒)同級2位・山崎海斗●(5日 、8戦座を後楽園ホール)
倒し屋・村田昴(すばる 、全Kチャンピオンズリーグ 放送27)=帝拳=がダウンの応酬となる打ち合いを制し、O勝山崎8戦全KO勝利で初のタイトル獲得に成功した 。利の山崎海斗(26)=六島=と全勝同士で空位の王座を争い 、パーフェクトレコードをダウンTKO序盤から激しい打撃戦を展開。の王初のタイトル戦、獲得海斗9初の日本人対決の緊張から1 、の応2回は山崎の右を浴びた。村田で初酬のレアル・マドリード 対 アトレティコ・マドリード 統計情報それでも、昴が末に3回に右フックでダウンを奪い形勢逆転。8戦座を7回にチャンスを作り、全K仕留めにかかるが、O勝山崎ガードが甘くなったところに右ストレートを浴び 、プロ初ダウンというピンチに。それでも 、足とクリンチを駆使して回復すると、9回に連打で2度目のダウンを奪い 、フィニッシュ 。会場を熱狂の渦に巻き込み、デビューからパーフェクトレコードでの王座獲得を成し遂げた 。
「みなさんには(試合を)楽しんでもらえたと思います。本当は盛り上がる展開にはしたくなかったんですが…」と、ハラハラ、ドキドキの9ラウンドを笑いながら振り返った。そして腰に巻いた赤いベルトを見つめると「初めてのベルトはとてもうれしいです。形あるものですから」と喜んだ。
空手少年だった村田は、元3階級制覇王者の長谷川穂積に憧れ 、小学校5年でボクシングに転向した 。高校で3冠を達成し、日大―自衛隊体育学校と進み、その間 、全日本選手権でも優勝した 。東京五輪への夢が途絶えるとプロ入りを決断し 、21年6月に米ラスベガスでプロデビュー 。そして8戦全KOというレコードでひとつ目のタイトル獲得と 、エリート街道を突き進む。
課題はディフェンスと自己分析する新チャンピオンは 、来年の目標を聞かれると「ベルトを守っていって 、上(世界)を狙える実力をつけたい。世界にはまだまだです」。謙虚な言葉を並べながらも、世界への確かな一歩を踏み出した 。
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